//東京五輪ボランティアを目指す人必読!のおすすめ書籍

東京五輪ボランティアを目指す人必読!のおすすめ書籍

(内容紹介)

外近年日本を訪れる外国人観光客は急増し、観光地では日本文化を熱心に学ぶ外国人を数多く見かけます。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国内は一層盛り上がっていますが、その成功のカギを握るのはみなさんです。そんな中注目されているのが「語学ボランティアガイド」。

  • 書籍タイトル:世界をもてなす語学ボランティア入門
  • 著者:イーオン
  • 出版社:朝日出版社
  • 販売開始日:2017/05/15

人の役に立ちたい、英語を活かしたい、オリンピック成功に一役買いたい、チャレンジしたい。本書はそんな方の背中を押す語学ボランティアの入門本です。語学ボランティアとは何か、その種類や活動、英語表現集など語学ボランティアに必要な情報を現場の声と共に紹介します。

1.東京オリンピックに向けて今求められる人材と「語学ボランティアガイド」とは?

外国の方々が思う日本人の印象、それは「人に対する真面目さ」、「おもいやりとやさしさ」そして「勤労ぶり」です。そして日本の「おもてなしの精神」は世界一と言っても過言ではないほど。その民族性に対する評価はこれまでも世界各国のメディアでも数多く紹介されてきました。

2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピックは、そんな日本人の良い所を世界に広く知ってもらう絶好のチャンス。そしてそれを成し遂げるのはオリンピック関係者だけではなく、一般市民の私たち一人ひとりなのです。

本書では、日本を訪れる外国人のニーズに応じて、ボランティアをする「英語ボランティアガイド」を目指す人を応援するいくつものノウハウを伝えています。

語学ボランティアと言っても観光案内をメインとするフリーガイド・ルートガイドや、オリンピックをサポートする大会ガイドや都市ボランティアなど、その種 類や役割分担はさまざま。英会話初心者でも“おもてなしの気持ち”があればボランティアはできます。ボランティアの仕事内容を具体的に知る事で、自分に向いているボランティアがなにか見えてくるのではないでしょうか?

語学ボランティアに興味はあるものの、漠然としていて中身が見えてこないという方はぜひ本書を手に取っていただきたいと思います。

2.貢献したい、逃げ出さない。まず一歩を踏み出そう!

言葉が通じない、看板の表記が読めない、切符が買えない。異国の地を旅するのはとても楽しい反面、危険や不安はつきもの。海外旅行に出かけたことがある人なら、一度は心細さや不安を感じた経験を持っているでしょう。

そんな外国人観光客の不安を解消し、日本を大好きになって貰いたい。また日本を訪れて欲しい。オリンピックを最高の思い出にしたい。そのために自分にできることは何か?

本書の「日本人は困っている人を助けたいという気持ちが強いのに、外国人を見るだけで逃げてしまう人が少なからずいます。そんな心のカベを取り払い、日常生活の中で困っている外国人を見かけたとき、積極的に声をかけて手助けしてあげることで、東京がいい街であることを知ってもらう~~~。」

この一節は、そんな風に思う日本人に強い共感を与え、ボランティアの一歩を踏みだそうと思っている人の背中をぐっと押してくれる、具体的な情報や生の声がたくさん掲載されています。

現役ボランティアガイドへのインタビュー、東京都が主催する語学ボランティアの講座のレポート、リオのオリンピックで実際に語学ボランティアとして活躍した方のコラムなどは、イメージを具体化してくれて、読み進めていくと、それまで漠然としていた夢や希望が、チャレンジしたい目標へと変わるような期待感を持たせてくれます。

外国人を目の前にすると、ただそれだけで緊張し、自信がなくなってしまう人もいますが、「語学ボランティアガイド」として大切な「逃げ出さないマインド」がどんなものなのか、自分に合ったボランティアとしての活動方法など、本書で気になるボランティアガイドの活動を詳しく知り、一歩を踏み出すきっかけにしてみませんか。

3.【やる気は十分!語学力が低くても出来る?「語学ボランティア」への道筋とは?】

一般に外国人観光客の案内をする通訳案内士は、唯一その活動で報酬を得ることができ、高度な語学力が必要とされます。そういったイメージから「語学ボランティア」もハードルが高いように感じますが、その活躍の場は、語学力のレベルに合わせて様々。

本文を読み進めてみると、高い語学力が求められるボランティアから、文法よりも笑顔を大切に!という初級レベルのものまで、様々なボランティア団体や、おすすめの学習法が紹介されており、日本各地にこんなにも多くのボランティア団体が存在することに驚くと同時に、「自分でもできるかもしれない」という勇気や希望を感じさせてくれます。

では、いざボランティアガイドとして活動する時、まずは何をしたらよいのでしょう。ガイドの実務の流れや求められる事、ボランティアをする時の事前準備や注意点など、実践的知識が詰まった本書はまさに「語学ボランティア」の入門書でありバイブル。

さらに、ボランティアとしての活躍場所を見つけた後にも役立つ、外国人旅行者の目線での人気のコンテンツや人気スポット、国別の旅スタイル、情報収集ツールの詳細なども掲載されており、「語学ボランティア」に欠かせない“虎の巻”として大活躍すること間違いなし。例えば国別の外国人が好む和食ランキングや各宗教による食事事情などはとても興味深く、ガイドをする上でとても役立つ情報となっています。

付録についているボランティアの英語表現集は、必須項目である道案内、困っている人への声掛け、日本特有のものや文化についてなど、すぐに使える実践フレーズばかりなので英語に自信のない人でもバッチリです!

例えばオリンピック開催期間中は街中で道に迷っている外国人を見かける事も増えるでしょう。そんな時、たった4つのフレーズを覚えておくだけで、勇気を出して声をかけることが出来るかもしれません。

行き方を伝える
Go this [that] way = この[あちらの]方向に行ってください
曲がる場所を伝える
Take the ….. left [right] = …..を左[右]に曲がってください
所要時間を伝える
It takes (about) ….. minutes (on foot/ by train) = (歩いて/電車で)(約)●●分です
公共交通手段による行き方を伝える
Take the JR Line to ….. =JRで●●.駅まで行ってください

*1 (本書より抜粋)

難しい言い回し、より親切な言い回しはたくさんありますが、それらを全て使いこなせなくても、困っている人を助けることはできます。

本書の中でも英語力に応じて使い分けができるよう、さまざまなフレーズが用意されているので、「短くて簡単な言い回し」「相手に伝わりやすくかつ親切なフレーズ」など、いくつか選んで覚えておくことで、ボランティアガイドへの道は格段に近づくでしょう。

学んだ英語で貢献したい。世界の人と交流したい。英語を活かす場所が欲しい。そんな風に考える多くの人々が、本書をバイブルに、読後はプロフェッショナルだけでは支えきれない日本の歴史的祭典を、おもてなし精神で「サポートします!」と言えるようになる、そんな一冊です。

*1 世界をもてなす語学ボランティア入門より抜粋

『英語でボランティアガイド』
【目次】
第1部 なぜいま、語学ボランティアなの?
1. オリンピックはみんなが民間大使
2. あなたも東京オリンピックで活躍できる!
3. 語学ボランティアの育成が始まった!
4.「学んだ英語で貢献したい」
5.「逃げ出さないマインド」のすすめ

第2部 英語ボランティアガイド入門
STEP1 自分に合ったボランティアを探そう
STEP2 ボランティア団体に登録しよう
STEP3 ボランティアガイドとして活動しよう

【付録】ボランティアの英語表現集
◎使える英語表現
◎使える英文Eメール

著者プロフィール (書籍記載より)イーオン。1973年創立。企業・社会人・学生・児童を対象に、全国で250校の直営スクールを 展開する英会話スクール。受講生徒数は約7万6000人。全国外国語教育振興協会 加盟校。2015年4月「ボランティア通訳ガイド養成講座」を開始し、2017年2月「おもてなし英語セミナー」を実施するなど、時代のニーズに合った事業を展開。 (本データはこの書籍が刊行された2017年4月当時に掲載されていたものです)
By |2018-09-26T20:51:35+00:00September 25th, 2018|Categories: seeds|0 Comments

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