2020年の東京オリンピック開催に向けて、「グローバル化」という言葉を多く聞くようになってきました。
しかしながら、そんな世の中の風潮とは裏腹に、海外への日本人留学者数は年々減少傾向にあります。経済協力開発機構(OECD)などの統計によると、2004年の82,945人をピークに、日本人の海外留学者数は徐々に減少し、2015年には54,676人にとどまっています。
そんななか、イングリッシュブートキャンプでは日本の学生がグローバル人材として活躍するきっかけをつかむための「学生向け英会話合宿」プロジェクトを進めることになりました。
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「学生向け英会話合宿」のプログラムはどうする? まずは短期集中英会話講座にトライ!
本プロジェクトのリーダーを務めるのは、企画考案者である立教大学の三笠彩音さん。今後、どのように学生向け英会話合宿を実現していくのかを考えるべく、今回、三笠さんはイングリッシュブートキャンプを2日間受講することになりました。
受講前のインタビュー
日本語だったらすぐに言葉に出せることが、英語だとなかなか出てこなくて……。結局、自分が本当に言いたかったことが言えずに終わることが多いので、その点をなんとかしたいです。
英語を話す時の心理的な障壁を壊して、躊躇せずに話すことで、会話の不自然な間をなくしていきたいです。
イングリッシュブートキャンプ受講開始
開始直後は恥ずかしさのためか、少し控えめに話していた三笠さん。けれどもネイティブインストラクターの圧倒的なパワーの前に、一気に心理的な壁が崩れたのか、昼前には自ら積極的に話すようになりました。
英語でのプレゼンテーションでは、「ジェスチャー」の使い方について、「今回のクラスで一番優秀だ」とインストラクターに褒められ、喜ぶ場面も。
イングリッシュブートキャンプの生徒はビジネスパーソンが多く、学生は三笠さんのみでしたが、周りの皆さんに全く引けをとらず、人一倍生き生きと英会話に励む姿が印象的でした。
受講後のインタビュー
始まる前の自分と動画で見比べてみて、ジェスチャーや声の大きさなど話すときのスタイルがガラッと変わっていたのにビックリしました。人前で話すことにだんだん自信がついてきた気がします。
開始して、いきなり大声で英語を話すトレーニングには驚きました。でも、その日の終わり頃には英語で話すことへの恥じらいがほぼなくなっていて、とても楽しめました。
なぜ英語を話せるようになりたいか、目的意識をしっかり持っている人におすすめしたいです。参加者の方は、ほぼ全員がそのような意識を高く持って参加されている方々だったので、ただ漠然と「英語が話せるようになりたい」ではなく、なぜ話せるようになりたいのかをしっかり考えた上で参加すると、より学習に打ち込めるのではないかと思います。
実際にイングリッシュブートキャンプに参加して、短期集中英会話の効果を再認識できたという三笠さん。このキャンプの内容を学生向けプログラム開発に活かしていきたいとのことです。一体どのような展開になっていくのでしょうか? 次回のレポートもお楽しみに!
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