みんな大好きな「焼肉」! 味もさることながら、友人や気の合う仲間とわいわい食べると、なお一層美味しく感じられますよね。野外でバーベキュー(BBQ)をするのも、また格別です。
けれども海外の方から
「この肉美味しいですね、どこの部位ですか?」
と聞かれたとき、「カルビ」や「ハラミ」ではもちろん通じません。そんなとき、サラッと説明できれば、楽しい時間にも水を差されませんよ!
今回は主な牛肉の部位の英語名をまとめてみました。
『Boneless Short Rib』(ボンレスショートリブ)
意外と長い名前ですから、がんばって覚えてくださいね。アメリカでは骨付きが主流のようで、骨がついていないカルビ=Boneless Short Ribということです。骨付きカルビの場合は、”Short Rib”になります。
『Loin』(ロイン)
Loinは腰の部分の総称になります。
『Outside Skirt』(アウトサイドスカート)
意外にもかわいらしい名前だと感じたのでは? ”Outside”という単語がついているものの、ハラミはお腹の中心あたりにある横隔膜のことです。その形状がスカートに似ているため、”skirt”という単語が使われているそうです。
『Tongue』(タン)
タンはそのままズバリ、英語の”Tongue”(舌)から来ています。
『Sir-Loin(Striploin)』(サーロイン)
こちらもそのままの言葉ですが、語源が非常に興味深いものです。”Sir”とは敬意を称する人を呼ぶ時に使う言葉であり、昔ある国の国王がこの部位(ロースと同じLoinと言われていた部分の背中あたり)を食べたとき、あまりの美味しさに「名前に”Sir”を付けろ」と命じたことが発端とされています。
『Spencer Roll』(スペンサーロール)
興味深いことに、英語のカルビには”Rib”という言葉が含まれていますが、リブロースには”Rib”という言葉が入りません。
『Tenderloin』(テンダーロイン)
ステーキの名称として聞いたことのある方もいるかもしれませんね。”Loin”(ロースと同じ腰部分)の中でも柔らかい部分のため、”Tender(柔らかい)loin(ロース)”と呼ばれています。
『Liver』(リバー)
一見似たように見えますが、発音的には「レバー」より「リバー」の方が近いです。
『gut』(ガット)
「ホルモン」はコプチャン、ミノ、ギアラなど、主に内臓系の総称のこと。たまに店によっては小腸のコプチャンをホルモンと表記しているところがあります。日本でも別名「ガツ」と呼ばれますよね。
ホルモンの語源については2つの説があり、ひとつは英語の”hormone”から来ているという説。もうひとつは、昔、内臓部分はすべて食べずに捨てていたため、「放るもん」(捨てるもの)がホルモンに変化したという説があります。
以上、焼肉の部位の英語と豆知識でした。
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