//自分の価値は自分で決める!チャンスを逃さない努力と勇気「バーレスク」

自分の価値は自分で決める!チャンスを逃さない努力と勇気「バーレスク」

夢へ向かって挑戦してみたものの、予想以上に現実は厳しく、なかなか思うようにいかない。でも簡単に到達できないからこそ、その夢は目指す意味があるのかもしれません。
今回は、自信を失って夢をあきらめそうになったとき、もう一度挑戦する元気とやる気をもらえる映画を紹介します。

成功するのに、お金もコネも学歴も関係ない! 誰になんと言われようと、自分の価値は自分で決める。大切なのは、自分を信じて努力することだけ。ガッツあふれる主人公から、そんな力強いメッセージがもらえますよ。

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『バーレスク』(2010年)(原題: Burlesque)


[あらすじ]
アリ(クリスティーナ・アギレラ)は、歌手になることを夢見てアイオワの田舎町からロサンゼルスへやってきます。そこで、テス(シェール)が経営するクラブ「バーレスク」のショーに魅せられ、自分もステージに立ちたいと直談判するものの、相手にしてもらえません。

仕方なくウエイトレスとして働き始めるアリですが、ある日、チャンスが巡ってきました。妊娠したダンサーの代役オーディションが行われることになったのです。強引にオーディションに割り込んだアリは、とうとうダンサーとしてステージに立てることに。

店のトップダンサー、ニッキ(クリスティン・ベル)の嫌がらせにも負けず、アリは、次第にその才能を開花させ、成功への階段を昇っていきます。一方、「バーレスク」は、多額の負債を抱え、経営の危機に直面していました。テスは、銀行に融資も断られ、不動産業を営むマーカス(エリック・デイン)に店を売れと迫られます。それを知ったアリが考えた店を守る方法とは…。

[Before]歌手を夢みて都会に出てきたものの、経験も実績もお金もない!
アイオワの田舎町で、歌手を夢みるアリ。ある日、覚悟を決めてロサンゼルスへやってきます。さっそく仕事を探しに街へ出かけますが、なかなか雇ってくれるところが見つかりません。日も暮れた頃、偶然入った「バーレスク」のショーに魅了され、そのステージに自分も立ちたい!と思います。

さっそくオーナーのテスに頼みますが、経験も実績もない、田舎から出てきたばかりのアリのことなど、まったく相手にしてくれません。なんとかウエイトレスとして店で働かせてもらうことになりますが、憧れのステージを前に、客へお酒を運ぶだけの日々が続きます。

おまけに部屋に泥棒が入り、なけなしの全財産を盗まれ、一文無しになってしまいます。頼る親兄弟もなく、行くあてもないアリ。仕方なくバーテンダーのジャック(カム・ジガンデイ)の部屋へ居候させてもらうことに。都会で夢を叶えるはずだったのに、アリの前に厳しい現実が立ちはだかります。

チャンスのための努力が報われる瞬間
ある日、アリにチャンスが巡ってきます。店でダンサーのオーディションが行われたのです。実績がないアリは、オーディションにすら呼ばれなかったのに、強引にステージで踊り始めます。なんと店のショーの振り付けをすべて覚えていたのです! いつチャンスが訪れてもいいように努力を重ね、その一瞬を逃さない。この姿勢は、ぜひ見習いたいものです。ようやくバックダンサーとして採用されたアリに、さらなるチャンスが訪れます。店のトップダンサー、ニッキの代わりに、ステージに上がることになったのです。当然、ニッキは面白くない。アリが踊り始めると、嫌がらせに音楽を止めてしまいます。ショーが中断し、慌てて幕を下ろそうとするスタッフ。

しかし、静寂の中、機転をきかせて歌い始めるアリ。その圧倒的な歌唱力が、あっという間に客の心をつかみます。歌手になる夢が叶った瞬間です。大きなピンチをチャンスへ変える強さこそ、アリの最大の才能かもしれません。

[“才能ある?”“あるわ”――ピンチをチャンスに変える力]
バーテンダーのジャックが「才能ある?」と尋ねると、アリは、迷うことなく「あるわ」と答えます。まだ実績がないにもかかわらず、です。経験がなくても、彼女のマインドはすでにプロのダンサー、歌手だったということ。だって、プロとしてステージに立ち、客からお金をもらう以上、「才能がない」なんて絶対に言えないのですから。だからこそ、ニッキにショーの音楽を止められたとき、それはピンチではなく、アリにとっては「歌う」チャンスだったのです。

[After] 「夢を叶える」という強い気持ちが豊かな人生を手に入れる糧になる
アリの歌を聴いて、店のオーナー、テスも「お客の目当ては歌じゃない」という考えをあらためます。そして、ダンスだけではなく、歌えるアリのためのショーを企画します。アリのショーは評判となり、店に客が押し寄せます。同時に、泥棒の被害にあっても連絡する相手すらいなかったアリは、店のスタッフやダンサー仲間たちとの絆も深めていきます。

店が経営の危機に直面していることを知ると、自分の“家族(仲間)”を守ろうと奮闘するほどに。アリは、あきらめずに挑戦を続けたことで夢を叶え、キャリアだけでなく、人間関係も含めて豊かな人生を手に入れたのです。

[まとめ]
いつか巡ってくるチャンスのために、努力を怠らず自分を磨いておく。これを実践することで、アリは夢を叶えました。他人に何を言われようと、「自分の価値を決めるのは自分」と知っていたからです。
何かにチャレンジして、失敗することもあるでしょう。失敗が続けば、自信を失ってしまうかもしれません。でも、あきらめたくないなら、落ち込んでいるヒマはありません。そんな時間があったら、次に自分がどうやって道を切り開いていくかに集中するべき。そうすれば、次こそはきっとうまくいく。この作品の主人公、アリの挑戦する姿勢を観れば、あなたもきっと夢に向かってチャレンジするパワーがもらえるでしょう。

By |2018-10-12T16:02:15+00:00October 9th, 2018|Categories: seeds|0 Comments

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