//【アメリカ英語編】英語学習におすすめの海外ドラマ

【アメリカ英語編】英語学習におすすめの海外ドラマ

英語の勉強の一環として、海外ドラマを観てみようと思っている人もいるでしょう。しかし海外ドラマは数が多いですし、どれが自分のレベルに合っていて、どれが面白いのか、自分で探すのは大変ですよね。

そこで今回はアメリカ英語の海外ドラマに絞って、英語学習におすすめの海外ドラマをご紹介していきます。それぞれのおすすめポイントや、簡単な内容もまとめてみたので、自分にぴったりのドラマを見てみてくださいね。

難易度1:まずは押さえておくべき“日常英会話”にふれるドラマ

どんな内容の海外ドラマであっても、英語中級者まではなかなか聞き取りが難しいでしょう。しかしそんなレベルにいる人でも、聞き取れる部分があれば嬉しいですよね。
まずは英語中級者まででも、比較的聞き取りやすい会話が多く、かつ日常の家庭内の会話が中心になって構成されているドラマをご紹介します。

Full House(フルハウス)


1980〜90年代のドラマですが、30代以上の人なら「海外ドラマ」と聞いて思いつくのはフルハウスではないでしょうか。日本でもNHKで放映されていたので、観たことがある人は多いでしょう。当時、日本でも非常に人気のあった作品です。

フルハウスは娘3人と父親・叔父・父親の友達という家族構成のタナー家の日常を描いた物語です。シリーズを重ねるごとに家族が増えたり、子どもたちが大きくなることで多少使われる英語も変わってくるのですが、初期の頃は子ども達がまだ赤ちゃんから小学生なので、難しい英語を話していることはあまりありません。

大人同士で話している会話がウィットに富んで難しいことがあったり、当時のアメリカの時事ネタや地域ネタがわかっていなければ理解できないところもあったりするのですが、全体的には話し方もゆっくりしています。
特に大人たちが子どもたちとシリアスに話している場面は、とてもゆっくりとしたクリアな英語かつ、比較的簡単な単語が使われているので、まだまだ海外ドラマは聞き取れないと思っている人でも聞き取れるでしょう。

「英語の音声+英語の字幕」で観るのがおすすめです。
ただし、言い回しが少し古臭い部分もあります。どれが古臭いのかわからないかもしれませんが、英語字幕を見ても聞いたことがないと感じるような表現は、真似しないでおくと安全です。
また赤ちゃんから幼児までの子どもの英語は文法が間違っていることもあるので、それもそのまま真似をしないようにしてください。

ちなみに3人の子どもたちが大人になってからのタナー家を描く「フラーハウス」というドラマも、Netflixで観ることができます。こちらはメインキャラクターたちが大人になっているということもあり、全体の大人率が高いので、フルハウスよりは英語の難易度が高めです。

Modern Family(モダン・ファミリー)


モダン・ファミリーは、“現代版フルハウス”といったところでしょうか。3つの家族の物語を描いたホームコメディ的なドラマです。
「モダン」というだけあって、取り扱うテーマは非常に現代的です。メインとなる家族は、普通の5人家族なのですが、たとえば、ゲイカップルとその養女という家族が出てきたり、コロンビア人の奥さんがいる家庭がいたり、現代らしい多様性に富んだ家族構成になっています。

舞台はカリフォルニアなので、英語はカリフォルニア訛り。カリフォルニア留学などを考えている人にはもってこいのドラマです。
1話が20分というのも、短くていいですね。ちょっとした時間で観ることができますし、20分くらいなら英語に集中することができるでしょう。

こちらもフルハウスと同様に家族構成の中に子どもが含まれるため、子どもが出てくる場面では比較的簡単な単語が使われ、またあまりスラングも使いません。ですから子どもが出てくる場面では、比較的聞き取りしやすいでしょう。

難易度2:もう少し踏み込んだ日常英会話を学ぶドラマ

難易度1のドラマで、特に子どもたちが関わる部分が難なく聞き取れるようになったら、次は大人の日常英会話にも慣れてみましょう。
そんな日常英会話を聞くのに最適なドラマをご紹介します。

Ally McBeal(アリーmy Love)


こちらもフルハウス同様にかつて日本で放映されていた海外ドラマです。主人公のアリーは法律事務所で働く弁護士なので、出てくるキャラクターも弁護士が多く、法廷のシーンもあります。
コメディタッチな部分もあったり、シリアスな人間ドラマ、ラブロマンスなども含まれていて、ガチガチの法廷ドラマほど難しい英語は使われていません。
また主人公の新しい職場に主人公の元カレがいて、その元カレが他の女性と結婚しているなんて、リアルなシチュエーションも恋愛に関する英語の勉強にぴったりです。

主軸となるストーリーは、弁護士という仕事にはそれほど関係なく、私たちが毎日の生活で話すような内容ですから、日常英会話の勉強にはもってこいでしょう。
さらに少々法律や法律事務所に関係する単語も出てくるので、その分野の基本的な単語も身につきます。
アメリカは「訴える」ということが盛んに行われているので、この分野に関する単語を知っていて損はありません。

舞台はボストンです。このあたりの地域は英語の発音がイギリス発音にも似ていて、クリアなことでも知られているので、速さに慣れれば聞き取りやすいはずです。
メインキャラクターは全員大人なので、残念ながら話し方がゆっくりとしているということはないのですが、ナチュラルなスピードに慣れるには最適でしょう。

Silicon Valley(シリコンバレー)


「シリコンバレー」はアメリカのIT業界の聖地シリコンバレーが舞台となったドラマです。こちらもアリーmy Loveと同様、「IT」という専門的な分野を取り扱っているドラマで、IT系の用語がたくさん出てきます。
しかしIT用語は私たちの暮らしに今や身近なものになっているので、聞き取れないとまったくストーリーが理解できない……ということはないでしょう。

少々変わった性格の登場人物がメインになっているので、理解に苦しむ場面もあるかもしれませんが、人間の多様性を感じられる部分でもあるかもしれません。

英語自体は大人たちの日常英会話といった感じです。職場のシーンも多いので、ビジネス英語を勉強したい人にもおすすめです。
英語も比較的キレイで、訛りも少なめ。キャラクターのバックグラウンドによっては訛りを感じることはありますが、それもアメリカという場所がどういう場所か感じるためのスパイスです。

難易度3:ハラハラドキドキも英語で!難易度高めの海外ドラマ

さて最後は一瞬足りとも気がぬけないような海外ドラマをご紹介します。気を抜くと話がわからなくなるため、こちらは上級者向けです。英語字幕付きでも、理解するのが難しいこともあるかもしれません。
ここまでの日常会話を学ぶためのドラマをリラックスして観ることができるようになれば、こんなドラマにも挑戦してみましょう。

Prison Break(プリズン・ブレイク)


10年くらい前に放映されていた、世界的に人気のあったサスペンスドラマです。ストーリーは主人公の兄が死刑判決を受けているというところから始まります。
主人公が兄を脱獄させるために行動をするというドラマ。終始非常に緊迫したムードが漂うドラマなので、少しでも見逃すと置いてけぼりになってしまいます。

緊迫した雰囲気ですし、大人ばかり登場するので、英語はナチュラルなスピード。外国人の英語は若干訛っているものの、ほとんどの登場人物の訛りは気になりません。しかし速すぎて聞き取れない人もいるかもしれません。

ネイティブ並みの英語力を目指す人におすすめです。

Making a Murderer(殺人者への道)


「殺人者への道」はドキュメンタリードラマです。つまり実際の出来事を題材に、非常に興味深く観ることができます。
ストーリーは、無実の罪で18年も服役したAveryについて。ドキュメンタリーなので話されている英語は自然なものですし、内容もかなり重いので、シリアスな雰囲気で話される英語を習得したい人におすすめ。

舞台はウィスコンシン州。ウィスコンシンの英語は、比較的きれいなので訛りに困ることはないでしょう。
ちなみに本件、現在も決着がついていない模様。内容もしっかり楽しみながら、自然な英語を聞き取れるようになりましょう。

まとめ

今回は難易度別にアメリカのドラマをご紹介しましたが、気になるものはあったでしょうか。もしもここでご紹介したドラマを観てみて、あまり理解できなかったとしても落ち込まないようにしてください。
ドラマなどをリラックスして理解できるようになるためには、ほぼネイティブレベルの英語力が必要だからです。
まずは少しでも聞き取れたら、「聞き取れた」ことを認め、喜ぶところからはじめましょう。そうすれば、英語学習も楽しくなってくるはず。英語字幕などに頼ってもかまいませんから、しっかり内容を楽しみましょう。

By |2018-09-07T20:09:25+00:00September 7th, 2018|Categories: seeds|0 Comments

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